最近YoutubeなどでGoogleのAI”Gemini”のCMを見かけるのですが、
個人的に見かける度にいつもモヤッとします。
例えばこのCM。娘の書いた絵に父親が面白い物語を作って、とGeminiに頼むもの。
描いた本人の中にあったかもしれないストーリーは無視ですか…?
こっちは旅のプランを作ってもらうというもの。
これはまだ旅行に行った描写が無いのであくまで計画の参考にした、
ということだと思うのですが、「AIが考えた旅行プラン最高!」という文脈にも。
深読みしすぎ…?
何だか人間の創造性を否定しているような気がしてしまうのは私だけでしょうか。
確かにAIは便利ですし、色々調べるのにも便利になりましたが丸投げするのはちょっと…
というのが私の考えです。
今後より精度が高いものになったとして、旅行のプランも絵やそれにまつわるストーリーを
AIが完璧に作れるようになった時、人間はそれを評価するだけの存在になるのでは?
人間が問題を提起⇒AIが解決手段の提案⇒人間が評価・必要に応じて内容変更、というのが
AI利用の基本フローだと思うのですが、上記のCMを見ていると『必要に応じて』の
部分を飛ばして「AIにお願いしてよかった」という評価で終わる人が生まれそうだなぁ、と。
確か以前読んだ本にAIは疑問を生めないので、そこは人間頼りになると
書いてあった記憶があります。確かこの本。
疑問・問題点をAIが考え出せたら、自己進化が可能になりそうですもんね。
今のところそういった類の話はみかけないので、起点が人間であることは
恐らく変わらないと思っています。未来は分かりませんが。
とかまぁ、小難しそうなことを書いてみましたが私もAIは使っていたりしますし
否定したいわけではなく、上手く向き合って活用していきたいなと改めて思った次第です。
あと、GoogleさんについてもスマホはGooglePixelを使っていますし、
どちらかといえば好意的な印象の企業です。念のため。