梅しそ雑記

私自身の興味にまみれた自己満ブログです

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真冬の秋田に行ってきた話~1日目その2~

■■1日目:雪景色の武家屋敷■■

田沢湖線に揺られること20分で角館駅に到着。

新幹線で通り過ぎた時にも降っていたのですが、到着するとご覧の有様。

今見ても笑えるくらいの量ですね。多少弱まったりするタイミングもありましたが、

ほぼ一日降り続いていました。駅チカのホテルをとっておいてよかった。

駅から20分歩けば武家屋敷通りにつけます。

が、その前に腹ごしらえ。比内地鶏の親子丼。漬物のいぶりがっこが美味しかった…

そして武家屋敷通りに到着。ざつ旅の本編には出ていませんが、一応聖地ではあります。

角館は昔一度来たことがあったはずなのですが、ほぼ記憶に無いので初見と言って差し支えないかと(笑)

人が少なくて静寂に包まれた白と黒の光景が本当に良い…。

春は桜が綺麗だそうなので、時期が合えば来てみたいですね。

角館の武家屋敷は去年も何か所か巡った、重要伝統的建築物群保存地区の一つです。

秋田にはもう一つ重伝建があって行きたかったのですが、ちょっと駅から遠くてアクセスが…

新幹線が通っていて歩いてもそれほど遠くない割には、あまり観光客を見かけませんでした。

年末であることと天候もあったかもしれませんが、オーバーツーリズムにはなってなさそう?

 

通りの奥まで行ってみると立派な枝垂桜がありました。国指定天然記念物だそうです。

枝に雪が乗っかっていてこれはこれで風情を感じる…ような気がします。

せっかくなので武家屋敷の見学でもしていこうということで駅のほうに戻りながら見学。

年末で休暇に入っている所もあったので、公開している所はもうちょっとありそうです。

japapricot.hatenablog.com

japapricot.hatenablog.com

武家屋敷通りの外側にもいくつか店舗があり、店舗に併設して蔵などを

公開しているところがあったのでお土産屋を買いつつ見学しました。

japapricot.hatenablog.com

 

Googleマップを見てみると駅の反対側にちょっとしたショッピングモールがあるようなので、

休憩がてら寄ってみました。

物色し終わって戻る途中、踏切を待っていると駅から新幹線が出てくるのが見えたので

これはシャッターチャンスと思い撮影。

はい、写真下手くそ部です。後から思い返せばもう少し引いたりすれば、

アングルを変えればよかったなぁ、と。

 

駅前はちょっとしたイルミネーションで装飾されていて、駅舎側には綺麗な模様の入った電灯がありました。

といったところで1日目はこれでおしまいです。

真冬の秋田に行ってきた話~1日目その1~

昨年末に祖母の家へ遊びに行くついでに行った秋田旅行編です。

先に見学してきた施設を投稿してみる変則的な始め方にしてみました。

 

■■1日目:雪国の冬、初体験■■

ダイジェストでもちょこっと書いた通り、冬の秋田は30代半ばにして初体験です。

ただ雪が本格的に降るのは年を越してからとは聞いていたので割と気楽に行きました。

当然ブーツとか服とか耐寒装備は整えてきましたが。

初搭乗の秋田新幹線に乗って盛岡で切り離されて秋田県に入ってから見えてきた車窓。

おや、思っていたよりも積もっている…?

東京駅から約3時間半、大曲駅に到着。大曲といえば花火大会、くらいのイメージしかありません(笑)

当初はこのままざつ旅の聖地巡礼でも…と思っていたのですが、祖母の家は北秋田にあり

反してざつ旅の訪問エリアは南のほうにあり、ちょっと旅程が厳しくなりそうなため断念。

ひとまず花火の資料館があるようなので、そちらに向かうことにしました。

写真を撮り損ねましたが駅前辺りは融雪用のスプリンクラーから水が出ていて、

ちゃんと歩きやすくなっていました。

たまに東北の雪は質が違うと聞きますが、どんなもんだろうと積もっている所を掬ってみると

すごいフワフワ!これがパウダースノー!と一人感動。お高めのかき氷みたい

東京のほぼ氷みたいな雪しか知らなかったので、結構衝撃的でした。

雪に足を取られつつ、でもしっかり踏みしめれば滑らないパウダースノーの雪道を楽しみつつ

花火資料館を見学。

japapricot.hatenablog.com

この日は雪が降ったり止んだりで、見学中も外を見るとモコモコ降っていたり

晴れ間がのぞいていたり、移り変わりが忙しい日でした。

見学後は大曲駅に戻り角館へ行くことにしました。

大曲で半日くらい、と思っていたのですがよさそうだなと思ったところが

年末年始休暇に入っていたりしたので…。

大曲駅は秋田新幹線がスイッチバックをして秋田方面に出ていく面白い構造なのでしっかり確認。

富山でも市街地スイッチバック駅を見てきましたが、ここもここで複雑な事情があって

こんな状況になっているみたいですね。

ちょっと心配だったのですが、それほど待たずに田沢湖線に乗ることが出来ました。

今まで秋田に来るときはレンタカーで行動していたので気にしたことがありませんでしたが、

2,3時間に1本が当たり前の世界なんですよね…。

かといって雪道を運転する度胸も技術も無いので今回は電車移動。微乗り鉄的にはヨシ。

キリがいいので今回はここまで。

合計PV30,000達成

大変ありがたいことに、この度当ブログの合計PV30,000を達成しました。

いつもご覧いただいている皆様はもちろん、常連ではない方もご覧いただきありがとうございます。

改めて10,000PVごとの達成月を表にしてみましたが、順調に閲覧数が増えていることを実感します。

10,000PV

2024/6

20,000PV

2024/10

30,000PV

2025/1

japapricot.hatenablog.com

 

ちょくちょくアクセス解析を見ていますが、毎日の閲覧数が増えていることを実感出来て

一人ニヤニヤしています(笑)

まぁ、それだけ目に触れる機会が増えてきているということなので、

書く内容には今まで以上に気を付けていかないといけないなぁ、と考えてもいます。

Googleからアクセスされている記事を見ていると、聖地巡礼やゲームの紹介記事が

見られているようなので、この辺りの記事も増やしていきたいところです。

Wedding Witchが一位…?

まぁ、躍起になるほどアクセス数を増やしたいわけでもないんですけども、

せっかくなら…

内陸線資料館を見学

休館日

年中無休?

料金

(大人)

無料

所要時間*1

10分~20分程度(目安)

写真撮影

可能

予約方法

不要
公式ページ

無し

地図

最寄り駅:

秋田内陸縦貫鉄道 阿仁合駅

正直なところ、秋田内陸縦貫鉄道(以下内陸線)は秋田県内陸部の上から下まで

走っているものと思っていました。

実際は北半分くらいを走っているだけなんですね。

 

建物自体大きくなくこじんまりとしています。

資料館近くの阿仁合駅は、鷹巣・角館の両方面から来る列車の終点になっていることがあるので、

待ち合わせ時間にサラッと見られると思えばいい規模感かも。

内陸線関係では阿仁辺りの地域の鉄道史とともに、各時代の写真が展示されています。

地方鉄道の歴史を残しているという点では結構貴重ですね。

 

2022年まで34年間使用されていたという集中制御装置も展示されていました。

今はアップデートしたものを使っているのでしょうか。

地元高校の鉄道模型部が作成した阿仁合駅の模型、なんですが製作されたのは平成25年。

駅舎は今では黒くなっていますが、以前の姿が分かるという点では貴重ですね。

阿仁といえばマタギ、という感じでこの辺りの地域ではマタギの文字をよく見かけます。

ここにもマタギ座敷というスペースがあり、熊の毛皮が置かれていて触ることが出来ます。

他にも農器具の展示がされています。

ゴールデンカムイの谷垣が使っていたものもあるんだろうな…。

*1:私が実際に見学した時間と映像などを見ることを考慮した時間で記載しています

外町史料館たてつを見学

休館日

年中無休

料金

(大人)

無料

(隣接するお土産屋での買い物推奨)

所要時間*1

10~20分時間程度(目安)

写真撮影

可能

予約方法

不要
公式ページ

https://tazawako-kakunodate.com/ja/shops/252

地図

最寄り駅:

JR 角館駅

入館するにはお土産屋さんで声をかける必要があります。

上の概要にも書きましたが、見学自体は無料ですが入館料替わりに購入するのが吉です。

 

江戸時代から続く商家の『田鉄家』の蔵とそこに続く通路にある部屋が公開されています。

ちなみに施設名の”外町”は武家屋敷がある辺りを”内町”と呼んでいたのに対して、

外側のエリアをそう呼んでいたそうです。

写真の辺りの通路・部屋は明治時代に建てられたそうで、二度の大火にあって消失したので

三度目もあるのではと安価な材料で再建したところ、そのまま現在まで

残存することになったとのことです。

オエ(中の間)と呼ばれる部屋。見た目は田舎の居間という感じ。

現地では気が付かなかったのですが、奥のふすまにある障子が市松模様になっていて

隙間が空いていますね。風通しがよくて夏は涼しいようです。…冬は?

季節ごとに展示、というか飾り付けを変えていたりするみたいです。

商品等が保存されていた蔵。こちらは江戸時代に建てられたと思われるとのことでした。

こちらでは実際に使用・保存されていた民芸品などが展示されています。

個人所有にしては、というと失礼ですが展示品はかなり状態がよくて綺麗です。

まぁ、綺麗なものを選んで展示はしていると思いますが。

商品に交じって死蔵されていたものもあるのかもしれません。

押絵雛人形。人形ではないけど立体感を感じられるという作品。

現代でいえばアクリルスタンド…?

古銭。親戚の家で額縁に古い紙幣を飾っているのを見たことがありますが、

古い家では結構な額が死蔵されているとかありそう。

大正9年(1920年)の日本地図。樺太・朝鮮・台湾が日本の領土だった頃のものだそうです。

かなり保存状態がよくて地名もちゃんと読めます。

まぁ、日本の黒歴史ではありますが貴重な資料ですよね。

 

*1:私が実際に見学した時間と映像などを見ることを考慮した時間で記載しています

角館歴史村・青柳家を見学

休館日

年中無休

料金

(大人)

500円

所要時間*1

1時間程度(目安)

写真撮影

可能

予約方法

不要
公式ページ

http://www.samuraiworld.com/

地図

最寄り駅:

JR 角館駅

昨日投稿した石黒家と同様、武家屋敷を公開している施設ですが、

歴史村の名の通りいくつかの建物・資料館が固まっている施設です。

 

青柳家武器蔵

その名の通り青柳家が秋田藩の要職に就いていた時代の武具が展示されています。

ちなみに青柳家は16代続き秋田と岩手の境を守る役職に就いていた時代があったとのこと。

青柳家伝来の槍と刀を持ち上げてみることが出来ます。

創作物だとブンブン振り回されていますが、実際持ってみると重いですね(当たり前)

所蔵されているのは刀はもちろん、火縄銃もあります。

下2段の銃はほぼライフルと同じに見えますね。

武器だけではなく鎧・甲冑も多数展示されています。

上の甲冑の前にあった火縄銃ですが、三つの銃身がある珍しい火縄銃だそうです。

多少ミリタリーをかじった程度の知識ですが、可動部が多いと不具合も多くなるので

少数しかないのも納得。

 

解体新書記念館

石黒家の記事でもちょこっと書きましたが、解体新書の挿絵を描いたのが

角館出身の小田野直武という武士だそうです。

解体新書の模写を経て洋画技法を身に着けて”秋田蘭画”という形で発展させたそうで、

この建物ではそんな小田野さんが残した作品などが展示されています。

ちなみに青柳家とは親戚のような関係だったそうです。

 

秋田郷土館

建物自体は明治期の田沢湖地区に建てられたものを移築してきたそうで、

大雪を想定した頑丈な造りになっているそうです。1階は民家を再現したような感じでした。

中二階は幕末に撮影された写真が多数展示されていました。

お侍さんがカメラを構えていた姿を想像するとちょっと面白いですね。

上手く写真が撮れていませんでしたが、スフィンクスを背景に侍が映っている写真もありました。

2階は青柳家当主のコレクションと寄贈されたというレコード。

ケースの表紙を見る限り、クラシックとか洋楽がほとんどのようです。

 

武家道具館

江戸期の武士の生活に密着した道具類等が展示されています。

角館は秋田藩唯一の焼き物産地だったそうで、壺や器などがズラリと並んでいます。

解説が特になかったのですが、恐らく当時の大衆が読んでいた小説とか…?

左隅の本は水戸黄門の何かしらのようです。

押絵と言われる人形。厚紙に下絵を描いて布を貼って綿を詰めて立体感を出したものだそうで、

庶民の間ではこちらをひな人形の代わりに飾っていたようです。

角館では歌舞伎ものが多く作られたそうで。

今でいえばアクリルスタンド?…でもあれはアクリルに印刷しただけだし(爆弾発言)

 

ハイカラ館

1870年代後半から1930年代頃の当主がコレクションしたカメラ・蓄音機・時計などが展示されています。

ここまで見てきた内容から比べると一気に年代が飛んだ感じがします。だからハイカラ館…?

上の写真でも写っていますがこの蓄音機はスピーカー部分の装飾が綺麗で

コレクションしたくなったのも分かります。

本当に様々な種類のものが集められているので珍品も混じっています。

これ、蓄音機のコーナーにあったのですが、ポータブルということは持ち運び用の蓄音機…?

今も昔も持ち運んででも音楽を楽しみたい気持ちは変わらないんですね。

ちなみにこの建物は喫茶店とお土産屋があります。

しっかり見て歩くと結構時間がかかるので、ここで休憩していくのもいいかと思います。

*1:私が実際に見学した時間と映像などを見ることを考慮した時間で記載しています

武家屋敷「石黒家」を見学

休館日

不定休

料金

(大人)

500円

所要時間*1

20分~40分程度(目安)

写真撮影

可能

予約方法

不要
公式ページ

https://www.hana.or.jp/~bukeishi/

地図

最寄り駅:

JR 角館駅

その名の通り、秋田県角館の武家屋敷通りにある武家屋敷です。

 

現存する武家屋敷の中では最も格式が高いと言われているのだとか。

藩政時代は財政管理を務めていたお侍さんが住んでいて、今も直系子孫が住んでいるとのこと。

公開されているのは古くから残っている部分だそうです。

 

入館すると上記のことを含めてスタッフの方が説明してくれます。

一通り案内が終わると自由に見学ができます。

客間の畳は珍しい置き方になっています。何か意味があってのことと聞いたような気はするのですが…

欄間には亀の透かし彫りが施されていて、居間の照明の光で壁に影絵が現れます。

昔はちゃぶ台などに置かれたロウソクの光だったので、天井に影絵が映っていたそうです。

透かし彫りがされている板の木目を水の波紋に見立てているとのこと。

玄関は二つあって幅の広いほうは御殿様等格式の高い人用の出入口。

入場口になっているほうは通常の玄関になっています。

香川の芝居小屋でもありましたが、出入口を分けていたとか面倒な時代もあったですね。

…今でもVIP専用口とかあるか。

外から見ると右が通常の玄関で左が格式高い人の玄関です。

今は囲炉裏があって数年前まで実際に火を入れていたとか。

正面のふすまの奥は、子孫の方が暮らす生活空間になっているそうです。

自宅の一部を一般公開って考えると中々すごい…。

居間などのある建物から一度出て、離れのほうに行くと当時蔵もあったという作業場があります。

当時の生活用具の他、石黒家が所蔵する資料が展示されています。

中には石黒家の略系図があって、何代目は何をしたと書いてあったのですが

近年の方まで書かれていて歴史ある家計だと大変だな、と思いました。

教科書で習った覚え”は”ある解体新書の復刻版。初版も保管されているとのこと。

何故解体新書が?と思ったら挿絵を描いたのが角館出身の武士が原書から模写したそうで。

武家屋敷だしそれらしいものでも見られるかなとは思っていましたが、

日本刀が展示されていました。刀身が綺麗…。

槍の先っぽもありました。創作作品では見た覚えがありますが、実際にもこんな穂先があるんですね。

思っていたより小さいけどこれで攻撃したり出来たのか…。

刀の鍔がいくつか展示されていました。

似たり寄ったりのデザインだけかと思っていたんですが、結構幅がありますね。

上段の右から二番目がオシャレな感じで好きです。

*1:私が実際に見学した時間と映像などを見ることを考慮した時間で記載しています