梅しそ雑記

私自身の興味にまみれた自己満ブログです

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国立国会図書館(東京本館)を見学

開催日など

火~金

料金

(大人)

無料

見学時間

1時間

写真撮影

指定箇所以外撮影不可

予約方法

電話で予約状況の確認後、指定の申込書を郵送

公式ページ

https://www.ndl.go.jp/jp/tokyo/visit/index.html#anchor01

いつか行って使ってみたいなと思いつつ、特にこれといった調べ物もないので

結局使ったことが無い施設(個人的に)

写真撮影できる箇所が1箇所だけだったので、やたら長い文章になってしまっています。

ご容赦を…

 

場所は国会議事堂のお隣です。地下鉄の永田町駅が近いですね。

概要にも書いた通り、予約は一旦電話で状況を確認して日付を決めたうえで、

郵送で申込書を郵送する必要があります。

後日、申し込み確認書と入館方法についての案内が返送されてきます。

ちなみに持ち込み可能な手荷物のサイズに制限があり、B5版以上の袋やカバンは

コインロッカーに預ける必要があります。また、ポケットに収まらないサイズの

カメラもダメです。

私はサコッシュにコンデジを入れて持って行ったので問題ありませんでした。

まぁ、撮影できるところは1箇所だけなんですが…

 

指定された集合場所に行き受付をして、時間になると担当者の方が来ます。

まずは配布資料としてパンフレットが渡されて、そこに書かれた内容に沿って

国会図書館の概要説明があります。

国会図書館は国立国会図書館法に使命と役割が定められている施設とか、

全く知らなかったので勉強になりました。

 

基本的には本館と新館を歩きながら、要所で説明をしてくれるという流れです。

上で書いた通り、国会図書館は利用したことが無かったので初めて入りました。

図書館と付くからには本棚がたくさん…と思っていたのですが、利用者が使用する

スペースには大量のパソコンが並んでいました。

こちらで見たい書籍を検索して請求すると、20~30分程度で書庫から該当の書籍を

カウンターに出してくれる、という流れなんだそうです。

普通の図書館とはだいぶ違うんですね…

 

著作権が切れたとかある程度古い書籍はデジタル化されて、データで閲覧できるそうです。

これは何となく知っていましたが、デジタル化されたものでも国会図書館に来ないと

見られないものもあるそうです。

dl.ndl.go.jp

 

国会図書館の中には8つの専門室があり、案内されたのは人文総合情報室でした。

上で書いた通り、国会図書館では本棚が無いので調べ物をするのにあたり

検索する必要があるので、タイトルに目星がついていないと使いづらいですが、

専門室ではスタッフの方が常駐していて、どういうものを調べたいと相談すると

目録などを調べて、必要な書物の目星が付けられるかもしれないということでした。

 

本館の収蔵可能数が450万冊で、新館が750万冊だそう。

日本で出版されたものが全て収蔵されていくので当然保管場所が足りなくなりますが、

デジタル化した書籍等については、2002年にできた関西館に送られて保管しているとのこと。

関西館は2020年に書庫棟が運用開始されていて、敷地内にはまだまだ余裕があるので

今後必要に応じて棟が増えていく計画なんだそうです。

 

複写カウンターというところがあって、ここでは利用者の要求に応じて有料で

書類等のコピーをしているそうです。

わざわざスタッフがやっているのには目的があって、著作権の範囲を厳密に守ることと

資料の保存の観点からだそうです。

著作権の範囲は複製は概ね資料の半分と定められていることから、その意味で

利用者の要求に問題が無いかチェックすること。

資料の保存は、そのままの意味でコピーをするときに変に折り曲げたり

傷めたりしないようにして、資料を永く保存するため。

よって、金額も人件費の分しか取っていないそうです。

 

一通り本館と新館を見て回ったら、いよいよ新館の書庫に行きます。

その前に靴にカバー付けます。これは書庫に虫とかカビなどを持ち込まないようにするため。

なので、飲み物も持ち込みできません。あと、ボールペンも出さないように

指示がありました。万が一書物にインクが付くと大変なのでということです。

地下8階に降りてまずは光の庭と呼ばれている所へ。

ここは地上から地下8階まで吹き抜けになっている空間で、採光もそうですが

書庫で働く人達の精神衛生の観点もあるそうです。

ここだけ撮影可能でした。この周り、四方に書庫があります。

書庫ではまず、大正10年の報知新聞を見せてもらいました。

装丁された表紙は虫食いの跡があり保存の大変さがうかがえました。

めくられた紙面は西南戦争の戦況?が書かれたところで、記者は犬養毅でした。

総理大臣を務めた犬養毅が新聞記者をやっていたとか知りませんでした…

紙面のデザインは今の新聞とはだいぶ異なっていて、4段くらいに分かれて

記事が書かれているみたいな感じでした。

その後は昭和36年の日日新聞(現在の毎日新聞)の紙面を見せてもらいました。

先ほどの報知新聞と比べるとだいぶデザインが違うというか、広告欄も出来ていて

現在に近づいている感がありました。

ちなみにこの二つを紙で見られるのは見学ツアー限定で、閲覧用にはマイクロフィルムに

コピーして拡大したものだけなんだそうです。

 

その後は雑誌のコーナーに行きました。求人雑誌もあるんだそうです。

分かりやすいところ、ということなのか少年ジャンプの保管コーナーに案内されました。

貸出回数の多い号はダメージがあるので、国会図書館で背表紙を装丁しているものが

ありました。

 

見学内容は以上でした。

国会図書館は使えたら便利そうだな、と思いつつ使い方がいまいち分からず

とっつき辛かったのですが、意外と国会図書館の利用方法について

細かく説明してもらえたので、使い方のイメージが出来てよかったです。

 

見学後、取りあえず利用者登録をしてカードを作ってみました。

取り急ぎ調べたいものは無いので使っていませんが、今後機会があれば

使ってみたいと思います。