梅しそ雑記

私自身の興味にまみれた自己満ブログです

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

日本銀行本店を見学

開催日など

月~金

料金

(大人)

無料

見学時間

60分

写真撮影

基本不可。一部可能なエリアあり

予約方法

インターネット
公式ページ

https://www.boj.or.jp/about/services/kengaku.htm

 

日本銀行の見学ができることは、社会科見学で各所を回ろうと思ったきっかけとなった

同人誌に書いてあり知りました。

一応投資家の端くれとして、日本の銀行の大ボスは見ておいた方がいいかと思い

見学ツアーに参加しました。

 

場所は銀座線・半蔵門線の三越前駅が最寄りです。

目の前には貨幣博物館もあるので、併せて見学してみるのも面白いかも?

(分かりやすいか分かりませんが、この先建物の位置関係を円で示しているところが

あります。あしからず)

集合は建物を上から見た時に円の左足辺りにある門から入ります。

集合時間までは円の下側あたりの空間を自由に見て回れます。ここは写真撮影可能なので、

早めに来て色々撮っておくのもいいかもしれません。

正面玄関だっただけあって、堅牢で結構洒落た感じの仕上がりです。

馬の水飲み場がありました。ここが出来た時は馬で荷運びをしていたってことですよね。

歴史を感じます。

建物に入る時は手荷物検査があります。空港とかにあるX線検査とゲートを通行する形式。

待機場所にはちょっとしたショップもありました。お札をモチーフにしたお菓子とかが

ありました。

 

時間になったら集会室で5分程度映像が上映されて、日銀の役割とか仕事が説明されます。

ちなみにここからしばらくは撮影禁止です。

2階に上がって歴代総裁の肖像画を見ながら、抜粋して紹介がされていきます。

渋沢栄一の孫が総裁をやっていたとか知らなかった。

ちなみに2階は役員エリアとして使われていたそうで、内装が結構豪華な感じでした。

それから展示室に通されました。円のちょうどど真ん中辺りだったので、ドーム部分を

下から見上げられました。

こちらは5分程度の自由見学でした。日銀の歴史とか建築面から見た展示内容でした。

ちなみに今では円の字の建物として紹介されている日銀ですが、当時は圓を使っていたので

どういった意図でこの形になったは分からないそうです。

 

それからエレベーターでB1Fへ。このエレベーターは新館側にあるそうで、地下に降りると

円の字の建物の地下構造を見ることが出来ました。

今では地面から切り離して免震構造にしているそうです。

コンクリ部分の基礎があったのですが、結構ゴツゴツした仕上がりでした。

 

それから2004年まで使用されていたという金庫に入りました。

一枚目の扉はとても分厚い金属製の扉で、扉だけで15トン、枠で10トン、合計25トンの

重量だそう。というかヒンジもすごいゴツイ…

ちなみに金庫の中まで撮影禁止ですが、下の写真は金庫内に貼ってあったものなので

問題ありません。

金庫内で10分ほど自由見学となりました。

1千億円分の模擬券が置いてあったり、

ゲームのGTAで出てきそうな貨幣袋が置いてあったりしました。

金庫内は展示用に改装されていますが、一部は壁や天井のパネルを取り除いて

当時の状態を再現した部分がありました。レンガ造りだったんですね。

あと、日本銀行に戻ってきたお札の状態を自動で仕分ける自動監査機(真偽・汚損度を

点検する機械)が置いてありました。

1969年から使用されたそうですが、それまでは人の手でやっていたんだとか。

ちなみにお札の寿命は1万円で3~4年、5,000・1,000円で1~2年とのことでした。

最後に円の上半分の四角部分、窓口業務が行われていた部分に来ました。

こちらでも10分程度の自由見学の時間が設けられました。

天井を見上げると、東京駅を手掛けた辰野金吾が設計しただけあって、何となく東京駅を

思い出すような…?

壁面にはレリーフが彫られてあって結構豪華な感じ。

照明はそんなに多くありませんが、割と明るかったです。

窓口の辺りはパネルを置いて再現されていました。

正面玄関の内側も見れました。一番最初の写真を内側から見た状態ですね。

こっちは割と簡素というか…あまり華美にしないようにしている?

時間になると拍子木が4回打たれました。

これは、当時業務の開始と終わりに打たれていたのに由来するもので「お・し・ま・い」

という意味だそうです。

 

最後にお土産として使えなくなって裁断されたお札のクズがもらえました。わーい。

…いや、元はお札とはいえクズには変わりないので、もらったところでどうしろと。

あ、ちなみに券種が混ざっているのでつなぎ合わせて復元。みたいなことはできません。

 

国の重要文化財に指定されているだけあって、結構見応えのある建物でした。

金庫はバカでかくて一見の価値ありです。