開催日など |
平日(祝日を除く) 小火器コーナーは公開日限定(土曜日限定?) |
---|---|
料金 (大人) |
無料 |
見学時間 |
90分 |
写真撮影 |
可能 |
予約方法 |
電話受付のみ 受付後書類を郵送する必要有り |
公式ページ |
ここを知ったのはガールズアンドパンツァー(以下ガルパン)に心血を注ぐくらい
のめり込んでいたころでした。
何だかんだで中々行けるタイミングが出来ませんでしたが、今回行ってきました。
場所は土浦駐屯地内にあります。土浦駅からバスが出ていて武器学校前という
バス停があるので分かりやすいです。バスの本数が少な目なことだけ注意。
見学はまず火砲館という、日清戦争~第二次世界大戦辺りで使われていた野砲・大砲が
展示されている建物から各武器について説明を受けます。
最初弾薬を横から入れる形式だったのが、改良されて後ろから入れて蓋するように
なっていて進化の過程が見れたのが面白かったです。
ちなみに一番手前の大砲で約20km、弾を飛ばせるそうです。
続いて外に出て…うわぁぁぁぁぁぁぁ!!?89式と三式中戦車だぁぁぁぁぁぁ!!??
…失礼、取り乱しました。
いや、ガルパンの主人公チームとして登場する戦車なもので、つい。
しかも89式は以前は他の場所で保管されていたはずだったので、並んで見られるとは
思わなかったもので…
こちらは89式中戦車。ガルパンではアヒルさんチームの戦車として登場しています。
武器学校の有志が当時の設計図を元に趣味(!?)で製作したもの。
製作期間3年、100人が関わったそうです。
ちなみにイベントで動かしたりもするそうなのですが、その燃料について
税金からは出せないよとお上から言われている、何とも微妙な立ち位置の戦車のようです。
こちらは三式中戦車。ガルパンではアリクイさんチームの戦車です。
第二次世界大戦後、溶鉱炉で処理するよう命令が出されたところを2両のみ残せた内の
1両だそうです。もう1両は故障して廃鉄になったので現存するのはこの1両のみ。
生産されたのが大戦末期で鉄不足であり、その少ない鉄も飛行機に供給していたため、
戦車の生産に使えたのはくず鉄のみ。
なので、本来分厚いはずの全面部分にはこんな感じにヒビが。という説明でした。
つい嬉しくて、柄にもなく一緒に写真を撮ってもらいました。
結構小さいですね。感覚的には軽トラを前にした時のサイズ感でした。
この車庫には他にアメリカやロシアなどの大砲が展示されていました。
これは16式MCVという車両で105㎜ライフル砲を搭載しているそうです。
ライフル砲って初めて聞いた…
展示車両、ではなく現役の車両でたまたま展示スペースの近くに止めていたとのこと。
ここからは野外展示されている戦車・車両関係の見学・説明でした。
まさかここでアメリカの戦車を見られるとは思いませんでしたし、
それがM4シャーマンとは!まぁ、ガルパンに出ているタイプとは砲が違うようですが。
外国にでも行かないと見られないかなと思っていたので、かなり嬉しい。
その隣にはM24戦車、通称チャーフィーがいました。
こちらはガルパン劇場版で敵側として出てきた戦車ですね。まさかガルパン搭乗車両を
4両も見られるとは思ってもみなかったので、本当に嬉しかったです。
ちなみに説明してくれた自衛官の方もガルパンを見ているらしく、それぞれの戦車の
特徴を生かした戦い方をしていて面白いと言っていました。
本職の方から見ても面白いとは、流石ガルパン。
展示車両は結構あって、人員搬送用の車両とか自走りゅう弾砲とか。
でもやっぱり戦車のほうに注目が行ってしまいますね。
これは61式戦車。
こっちは74式戦車。これは今年現役引退したんでしたっけ。
90式戦車。
10式戦車。まさか最新鋭戦車まで見られるとは思いませんでした。
一応中はほぼそのままらしいのですが、機密に関わる部分は取り除かれているのだとか。
あと、戦車で一番重要な部分はエンジンらしく、最重要機密なんだそうです。
燃費や航続距離に関わるからだそうですが、ちょっと意外でした。
ガルパン関係でだいぶ尺を割いてしまいました。
時間の関係もあって一台一台説明する、というスタイルではなく、
内容もだいぶ分かりやすかったので聞いていて楽しかったです。
小火器コーナーではライフルとかの展示もしているそうで、土曜日公開のようなので
タイミングが合えば行ってみたいです。
ただ、その分上記の野外車両展示の時間が短くなるので、こちらが目的の方は
ちょっと注意です。
ちなみに私が参加した回は、私の他に外国人が二人だったのですが、そのうちの一人が
何かに反応してはずっと喋っていたので、オタクの早口って万国共通なんだな、と
思いました。
ウォーサンダーがどう、とか言っていたので、ゲームで日本戦車でも使っていて
本物を見たくなった的な感じなのかな、と。