梅しそ雑記

私自身の興味にまみれた自己満ブログです

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うどん県に行ってきた話~1日目その2~

■■1日目:金毘羅歌舞伎の芝居小屋、金丸座■■

フェリーで戻ってきて丸亀駅に直行。そういえば11時ごろにうどんを食べましたが

特にお腹は減らず。うどんって腹持ちがいいんですね。

丸亀駅で見かけた看板。カマタマーレ…?釜玉なのにキャラクターは骨付き鳥なのね。

30分ほど電車に揺られて琴平駅へ。こちらには金刀羅山宮の参拝に来ました。

”こんぴらさん”って聞いたことがあるけど、文字としてはどう書くのが正しいんだろう?

と思っていたら案内看板は平仮名でした。ではブログ内もそれで。

温泉街にありがちな川沿いに建物がある街って何故かは分からないけど好きです。

それほど温泉街に行ったことがあるわけでは無いんですが。

ホテルに荷物を置いてこんぴらさんへの参拝…は明日の朝、涼しいうちに行くとして

金毘羅歌舞伎の芝居小屋へ。事前に調べていた時に妙に気になる建物だったので来てみました。

Blueskyでもオススメされましたし。

正面に見える小さな開口部分から入っていきます。後で知ったのですがこれは庶民用の入り口で

身分の高い人は両脇にある引き戸から入館していたそうです。

閉館時間まで1時間を切っていたこともあってか中には人がおらず貸し切り状態。

と思って奈落のほうまで進んだら先客が一人とガイドさんがいました。

何となく一緒に話を聞く流れになったのでついていくことに。

舞台の下の奈落はヒンヤリしていましたが湿気対策で扇風機を何台も稼働させていました。

木材は釘を使わない工法で組まれているとのこと。

舞台装置は全て人力で動かすようになっていました。

先客の方への案内は終盤だったようで、そんなに時間が経たずに別れていき

ガイドさんとタイマンでのツアーが始まりました。

金毘羅歌舞伎や建物の歴史の説明に始まり、各所を見て回るという感じ。

これは過去の公演のメンバー表みたいなもの。歌舞伎は詳しくありませんが

名前を聞けば分かる人とか実はこっちが本業なんだ、という人がいて面白かったです。

勘定奉行のCMのあの人とか。

客席の天井は網目状になっていて、裏方の人が花吹雪とかを降らしたりするそう。

10メートル弱くらいの高さかな?私はお金をもらっても行きたくありません(笑)

左側にある大きな梁にはフックがあって役者が飛ぶ演出に使うそうです。

ワイヤーアクションの仕掛けがこんな歴史ある建物にあるとは…

公演中の客席は一区画5人掛け。奥に行くには区切っている木の板を渡っていくとのこと。

舞台に向かって傾斜が付いていて後ろからでも見やすい工夫がされていました。

JALのロゴで見たことあるマーク。と思っていたのですが、見直してみると

あっちはだいぶ簡略化されてますね。でもモチーフとしてはこちらが発祥?のようです。

楽屋についても一通り説明してもらいました。頭取って歌舞伎の役割から来ていたんですね…

歌舞伎では裏方のトップなので、社会の裏方=お金を貸す銀行のトップだから

頭取という言葉を使うようになったとかなんとか。

一通り説明を受けたところで閉館まで20分。ガイドさんから「扉とか閉めて回ってるけど

物足りなければまだ見てていいよ」とのことだったのでお言葉に甘えて2階などへ。

古い日本建築にありがちな急な階段。

2階席からの眺め。やや右奥に見える看板の下はいわゆるVIP席で他の場所より間口が広いです。

過去には皇后様(当時皇太子妃)が観覧された席だとか。

創作でしか見たことが無い五右衛門風呂があったり。

舞台裏なんかもじっくり見ることができました。

普段どれくらい人が来ているかは分かりませんが、貸し切り状態で見れたので

いいタイミングで来れました。

歴史的建築物を見るのが好きなんだな、と改めて思いました。

その時代だから出来たこととか、今だと色々な規制があってできないこととかが

垣間見えるのが楽しいというか…

 

ともあれ、これで香川県の旅1日目は終わりです。