梅しそ雑記

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立山黒部アルペンルートを縦断してきた話~2日目その4~

■■2日目:埋没林と蜃気楼■■

富山旅の最後は埋没林博物館というところへ。

魚津水族館の前からバスが出ているようなのですが、今回の旅では乗り物での

移動がメインだったので、最後くらいは歩いていきましょう。

道中、米騒動発祥の地というところがありました。

歴史の授業で習っているはずですが、どんな内容だったかは…?

何となくオイルショック的なものだというイメージがあったのですが、調べてみると

当たらずといえども遠からず?本当に歴史に疎いなぁ、私。

細かいですが、内容を読むと発祥では無くて発端のほうが正しいような気もしますが…

更に海沿いを進んでいくと諏訪神社という小さめの神社があったので、

ついでに参拝。

鳥居の前は道路を挟んで海が見える素敵な立地。

ですが、護岸工事をしているようでショベルカーなどがあってちょっと残念な感じに。

またしばらく歩いて埋没林博物館に到着。

カフェみたいなオシャレな建物ですが、実際ガラス張りのところはほぼカフェで

奥にちょこっと博物館の受付があって、博物館自体はもっと奥のほうにあります。

軽く展示を見てから屋上へ。

博物館があるこの辺りは蜃気楼がよく見えることでも有名のようで、シーズンになると

結構人が来るみたいです。

蜃気楼が発生?している時は対岸の陸地が伸びて見えるみたいです。

まぁ、流石に行った日に偶然見えるということは無く…

博物館内の展示はいくつかのドームに分かれていて、これは埋没林の発掘現場を

保存展示している箇所。

埋没林は地面や海面よりも下に根を残した原生林などのことを言うみたいです。

(軽く調べた知識で書いているので間違えていたらごめんなさい…)

写真の左上辺りの壁に青い線が描いてありますが、これが現在の海面の高さなので

ここまで海水が来ていればこの根達は海に沈んでいることになります。

埋没林が出来る原因は展示によれば、海岸線近くの原生林が海面の変動で沈んだ等

いくつか説があるそうです。

埋没林は特別天然記念物に認定されていました。展示されているもの以外にも

敷地内の地面には埋まったままのものがあるようです。

埋没林自体は魚津だけじゃなく全国にあるみたいです。

展示の中では水中展示がインパクトが大きかったです。

魚津埋没林が約2000年前の木材の質を保っている要因の一つに、冷たくきれいな

地下水の存在が考えられることから選ばれた展示方法だそう。

実際に底のほうでは地下水が流れているので新鮮な水と入れ替わっているみたいです。

下に降りて水槽の側面から中を見ることができますが、地下水の影響で

通路部分はかなりヒヤッとします。

埋没林博物館を見て、いい感じの時間になったので帰路につくことにします。

富山電鉄に乗って黒部宇奈月温泉駅へ移動。駅前にはトロッコ列車が置いてありました。

今度来るときは黒部峡谷鉄道に乗りに行きたいなぁ。

 

というわけで立山黒部アルペンルートを縦断してからの富山旅はおしまいです。