梅しそ雑記

私自身の興味にまみれた自己満ブログです

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立山黒部アルペンルートを縦断してきた話~2日目その2~

■■2日目:こんなところで?市街地スイッチバック駅■■

さて、立山黒部アルペンルートを縦断したところで時刻は10時半頃。

帰りの新幹線は18時台の黒部宇奈月温泉駅発を予約してあるので、かなり時間があります。

ちなみに帰りが富山駅からじゃないのは、当初帰る前に宇奈月温泉でゆっくりしようかと

思っていた名残です。

予約した後で調べたらほぼ移動時間で終わりそうなことが分かったという…

 

まぁ、それでもいいのですが流石に勿体ないなぁということで、立山駅から

黒部宇奈月温泉駅の間にあるスポットを巡りながら移動していくスタイルにしました。

Googleマップで沿線上のスポットを探していると気になる線形になっている駅を

見つけました。

西から来た線路が一度駅に入って北に出て行っているように見えます。

航空写真を見ると普通に市街地っぽいし、こんなところでスイッチバック?なぜ?

ということでここに寄ってみることにしました。

移動時間を調べたら昼食にもちょうどよさそうです。

 

というわけで立山駅から富山地方鉄道に乗って出発です。

あまり気にしてませんでしたが立山駅に至るこの路線って盲腸線なので、

全線完乗を狙う場合はネックになりそうなところですね。

直通ではいけないので途中寺田駅で乗り換え。ここはここで人(あるいは入)の字に

線形がなっていて珍しい形です。

東京近郊でもこんな形の駅があったような?と思いましたが多分浅野駅かな。

海芝浦駅に行った時に乗り換えをした覚えがあります。

 

駅内にはいい感じに古ぼけた看板があって眼福でした。ノスタルジーを感じる…

ホームで電車を待っていると「今、最高に旅している」という気持ちが湧いてきました。

自分の中ではやはり電車での旅が性に合っているようです。

待ち時間に見ていたこの風景が最高過ぎました…狭いホーム、周りに高い建物はなく、

広い青空、遠くに見える山々…。

それから10分程度で上市駅に着きました。頭端式ホームになっていてこれだけ見ると

終着駅のよう。

振り返ってみるとちょっと遠いですが、シザーズクロッシングの線路が見えます。

初めて見たかも。ぱらのまの姐さんが好きそう(偏見)

上市町は『おおかみこどもの雨と雪』の舞台のようで大きな広告看板がありました。

金曜ロードショー辺りで流し見した記憶がありますが、ここが舞台だったとは。

こちらの作品の舞台でもあったようですが、こっちは知らないなぁ…

そもそも邦画はほぼ見てないので…Wikipediaによると2011年の作品のようです。

駅舎内は広々していますがローカル感が満載で実によきです。

電車を待っている間、ベンチでボーっとしていましたが時間がゆっくり流れているようで

すごく落ち着く…

街中でスイッチバックしている理由が周辺から探れないかな?と思いつつ、

昼食を食べるお店でも探そうと駅の外へ。

駅名よりもJAの看板のほうが目立つという侵食具合…

線路の延長戦上は山のほうなので延伸計画があったのがとん挫したとか?

お店を探しつつ行けるところまで、と思って行ったのですがシャッター街で

気温も高め(といっても30℃以下でしたが)だったので引き返しました。

昼食については、改札横にあったパン屋で済ませることにしました。

ちょうど店外にイートインのようなスペースもあることですし。

せっかくの富山なので海産物を食べるのがいいのでしょうけど、まぁこれはこれで

ここでしか食べられないものですし。

駅内には昔食堂街があったみたいですが、電気も点いてなくて真っ暗…

で、結局ここでスイッチバックしている理由なんですが、現地では分かりませんでした。

まぁ、よっぽどのことでもないと残さないよね…

ということで調べてみたのですが、どうやら遠い昔はこの先にも駅があり

2本の路線が合流する途中駅だったようです。

時の流れで2本の路線は合併で同じ鉄道会社になり後に先の駅が廃止となり、

ここでスイッチバックする不思議な駅になったようです。

図解もあって分かりやすかったので、こちらをご参照ください。

harilab.com

 

ちょっとした寄り道だったのですが、思ったよりも長い記事になってしまいました。

鉄分(鉄道成分)多めの更新になりましたが、特に反省はしていません(笑)