疲れたOLが主人公のビジュアルノベルゲームです。
プレイ時間は1時間くらいでした。ルート分岐は無く一本道のストーリー。
日々の仕事に追われて限界を迎えたOLが、ある日海に行くことにしたところから
始まります。
背景がぼかされていますが、新橋駅でゆりかもめに乗ってお台場に向かいます。
そこで出会った女子高生に絡まれ話を聞いてもらい、
なんやかんやあって自分の場所を探す旅?に行くことになります。
ゆりかもめに沿って歩いていくという分かりやすいルートで、
お台場を自分の場所を求めて歩いていきます。
落ち着いた感じのBGMを聴きながら、主人公とお台場で出会った人々との
交流を見ていきます。
登場人物達はどれも一癖あるのですが、時にハッとさせられるようなことや
考えさせられるようなことを言ったりします。
直接的な地名や施設名は出てこないものの、見知ったお台場の土地が他の呼び名で
呼ばれていたのは面白かったです。
(ビッグサイトは守り神、夢の島は果ての島、お台場以外をあっちの世界だったり)
ゲーム内での時間進行に伴って、背景の時間もちゃんと進んでいるのは
芸コマだなぁ、と思いました。
プレイ時間にすると1時間程度の旅でしたが、最後は心にジーンと残る感じの
爽やかな終わりでした。
ボリューム的には値段相応という感じでしたが、満足度は高いゲームでした。