普段散歩等で歩いているルートから少し外れた場所の川沿いに小屋があります。
この小屋は今はもう使われていないようですが、もう20年近く前に一度だけ
入ったことがありました。
グーグルマップからですが、昔はもう少しテラス部分が広かったです。
今もそうだと思うのですが、この小屋自体は背後にあるマンションの管理人が
所有しているもので、その当時の管理人のおじいさんと仲良くなりました。
きっかけは母からの繋がりだったと思うのですが、詳細は覚えていません。
ただ、何故かそのおじいさんは私のことを妙に気に入ってくれて、見かけると
会話をするくらいの仲でした。
おじいさんが飼い犬の散歩をしている時によく会ったのですが、そのワンちゃんも
懐いてくれて可愛かった。
そんなある日、おじいさんがうちに生っているビワを取らないかと誘ってくれました。
こんな都会で育ったものなので不安もあったのですが、最終的には伺わせてもらうことに。
片手にバケツ、片手にハサミを持たされて収穫しました。市販のものに見劣りしない
大きさで、味もしっかり美味しかった記憶があります。
何よりもよく見かけていたのに入ることが出来なかった場所に立ち入ることができたのは
嬉しかった記憶があります。
そのおじいさんはもう亡くなってしまい、ワンちゃんとも会うことも無くなりました。
先日、近くを歩いた時にふと思い出したので書き出してみました。
小屋の奥(写真の右奥)を見ると護岸工事が伸びて来ていて、そのうち小屋まで
伸びてきそうです。
そうなるとこの小屋も解体されてしまうんだろうな、と寂しい気持ちになりました。
近いうちに無くなってしまったとしてもこうしてブログには残しておこうと
思った次第でした。