梅しそ雑記

私自身の興味にまみれた自己満ブログです

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初めて2泊3日で広島に行った時の話~2日目~

2日目、いよいよ日本三景の宮島を目指します。

1日目はこちらから。

japapricot.hatenablog.com

 

■■2日目:呉〜宮島■■

 

ホテルでの朝食後、少しゆっくりして9時過ぎに呉中央桟橋ターミナルへ。

ここからは軍港めぐりの船が出ています。予め10時の便を予約しておいたので

チケットを購入して出航まで待つ。ターミナルの中は節電なのか天井が

高いからなのか薄暗かったです。

時間になり船へ。船は2階というか天井が観覧席のようになっていて、ガイドさん

説明を聞きながら桟橋近くを往復する。

多数の護衛艦・作業船・潜水艦、また昨日歴史の見える丘から見下ろしたドックで

造られている船を脇に見ながら進んでいきます。

40分弱で軍港めぐりコースは終わります。横須賀でも乗ったことがあるのですが、

あちらよりも船に接近していたように思います。

かなり接近してくれるので装備やディティールも楽しめます

そういえば潜水艦を見れる機会って少ない気がする

 

軍港巡りの後はすぐ近くの大和ミュージアムへ。こちらは宮島の次くらいに

楽しみにしていたのですが、お盆期間であることもあってか人が多く前半の展示は

あまりよく見れませんでした。

ミュージアムの中心には1/10スケールの戦艦大和があり、なかなか見ごたえがありました。

船底のほうも見られる展示になっていてとてもよかったです。

零戦や大和の砲弾の実寸大などを見つつ館内を進んでいくと、最後のほうで

ちょうど映像が始まる上映展示があったので見てみることに。

映像で流れた沈没した大和の残骸や最後の交戦記録、戦没者リストを見て

月並みではありますが二度とこのようなことが起きない世界になってほしいと思いました。

1/10スケール大和。大きい(語彙力)

砲弾。大きい(語彙力)

 

大和ミュージアムを出たら隣接するてつのくじら館に入館。こちらは外に展示している

実物の陸揚げされた潜水艦が目印。

大和ミュージアムの後だと展示内容はやや見劣りする感じですが、潜水艦の中に

入って実際の設備や装置を見れたり、潜望鏡を覗けたのはとてもよかったです。

少し早めに昼食を、ということで海軍カレーを食べて呉を離れることに。

左の潜水艦がてつのくじら館

 

13時過ぎに呉駅から呉線の快速安芸路ライナーにのり、広島で乗り換えて

宮島口という駅に向かう。広島市内に入るまでは瀬戸内海沿いを進んでいくので、

対岸に見える島々を眺めながら乗車するのは特別感がありました。

宮島口からはフェリーで宮島に渡るので一直線にターミナルへ。

正面にあった切符売り場で切符を買った後で、もう一か所切符売り場があるのに

気が付き、切符を見てみると買ったのは宮島松大汽船のフェリー、もう一つは

JR西日本のフェリーでした。どちらも料金は変わらず交通系ICカードも使えるそう。

どちらも10分ごとに出航。5分くらい出航タイミングがずれているので、

早いほうに乗れば問題なさそうです。

対岸に見える宮島は対岸の陸地の大きな山のように見え、あまり島という感じがしません。

フェリーで近づいていってもその感覚はあまり変わりませんでした。

船内から厳島神社の大鳥居を遠目に見ていると、あっという間に宮島に到着しました。

遠くに見えるあの囲いにあるものは…

 

宮島桟橋前の広場に出て少し歩くと日本三景の碑、と鹿がいました。

各々好きに歩いたり木陰で休んでいたり、街に馴染んでいます。

奈良以外で街中に鹿がいるのを見るのはおそらく初めてだが、あちらとは違って

あくまで野生動物なので餌はあげられないとのこと。屋台の近くでは、

観光客の手にある食べ物をねだっている鹿も見かけました。

おくつろぎ中の鹿さん

 

お盆のためか多くの人がいます。コロナ禍になってからは避けていたのですが、

こういった人込みもたまには悪くないなと思いました。

途中で海辺のほうに逸れてしばらく行くと、いよいよ旅の大きな目的であった

日本三景厳島神社の大鳥居が見えてきます。

改修工事中のため囲いがされていて、そのシルエットしか拝めませんでしたが

陸地ではないところにある大鳥居はとても不思議なたたずまいでした。

到着した時はちょうど干潮だったので鳥居の近くに行くことが出来ました。

木造としては国内最大とされる鳥居は迫力があります。

振り返ると厳島神社の本殿が見えました。こちらも厳かで、不思議と迫力を感じます。

今は観光客が多いので参拝は明日にして、途中の店を冷やかしながらホテルに向かうことに。

改修工事中の大鳥居を見られるのはこの時だけ。わりと透けて見えますが

振り返ると本殿

 

宿泊したホテルは和風ホテルといった感じで、店舗街から離れた箇所にあるので

落ち着いたいいホテルでした。

案内された部屋に大きい荷物を置いて再度散策に出かけることにしました。

途中、味のあるロープウェイの看板を見て乗ってみることにしました。

うーん、いいフォント

 

乗り場まで無料のバスが出ていて、バス停近くの商店でロープウェイのチケットを

購入出来たため、ちょうど来ていたバスに乗れると思ったものの間に合わず。

よくよくパンフレットを見てみるとロープウェイの最終便は16時。今は15時過ぎ。

このままでは往復できずチケット代が無駄になると慌てて徒歩でロープウェイ乗り場を

目指します。乗り場自体はそこまで遠くなくすぐにたどり着けました。

少しきつめのハイキングコースで汗だくになってロープウェイに乗り込む。

何年かぶりのロープウェイは思いのほか怖く、かなり後悔しました…

しかも途中の乗り換え駅は本当に乗り換えのみで引き下がることもできず。

さらに2台目はパンフに驚異の空中散歩と謳い文句がある通り、途中に支柱がなく

宙に放り出されるようだった。

何とか終着駅に着き、最寄りの展望台から辺りを眺める。頂上側は見えませんでしたが

周りは海に囲まれていて、海に浮かぶ島々を見てようやくここは島なのだ

実感することができました。

一通り辺りを見て写真を撮ったらとんぼ返りのように下りのロープウェイで戻りました。

瀬戸内海に浮かぶ島々。いい…

 

厳島神社のほうに戻りつつ散策してからホテルに戻り、ホテル内の温泉に入浴。

ほどよい熱さが心地よかったです。

夕食ホテルスタッフと話をするタイミングがあり、大鳥居を見に来たことをいうと

裏話のような話を聞かせてくれました。曰く、調査が長期間になっているのは

多くの学者達がこの機会に調査をしたいと申し入れてきたとか、70~80年に一度の

改修だとか。

コロナ禍と観光資源が減ったことでダブルパンチを喰らったという話は

とても実感があり考えさせられた。

このあとどうするか聞かれ、寝るつもりで何もする気はなかったので、そのように言うと

夜の宮島は灯篭にライトアップをしていて宿泊した人しか見られないというので、

そそのかされた気分で食後の散歩に出ることにしました。

街中の川のほうに進んでいくと確かに灯篭がライトアップされていました。

海辺のほうまで灯篭が続いて、厳島神社の本殿、大鳥居もライトアップされていて、

とても幻想的でした。

次に来ることがあれば、また宮島に宿泊して改修後の大鳥居とともに見てみたいと

思う、そんな風景でした。