猫耳は正義。
ある日突然猫耳が生えた、乗り鉄な少女:ミナが電車に乗っていろいろなところに
行ったり、不可思議な現象に巻き込まれる一話完結の漫画です。
東京猫耳巡礼記(東は旧字体?)とサブタイ?にもある通り、東京近郊が主な舞台です。
3巻からてるみなNeuとなっていますが、コミックはてるみなのまま継続しています。
独特な世界観で描かれており、寝ているときに夢で見るような世界が描かれます。
スカイツリーが建っているけど路面電車がそこかしこに走っていたり、
かと思えば巨大空母のような新成田空港があったりと時代も違うので、
パラレルワールドと思った方がいいです。
公式にはゆるりとお出かけ、みたいな謳い文句です。実際にゆるりとお出かけすることも
あるのですが、基本的には怪奇現象などに巻き込まれます。
中にはSCPみたいな現象もあり、ゆりくらげ(Line8)・多摩動物公園(Gleis06)・
トンネル(Gleis16)・ハイセンジュ(Gleis18)などはSCPにありそうな現象ではないかと
思います。
乗り鉄少女が主人公で、鉄道に詳しいらしい作者らしく、Gleis03の多摩多摩線のように
架空の新線を作ってみたり、Gleis09,10のように山手線に新駅を増やしてみたり、
やりたい放題したりもします。
コミックのおまけに載っている鐵道會社案内は架空のものですが、読み応えがあります。
個人的には拾陸のホラーを匂わせて終わるのがゾクッときました。
冒頭でも書いた通り基本的には一話完結のお話で、登場人物も限られているので
読みやすいと思います。何も考えずにボーっと読むのにおススメです。
ところで5巻はまだですかね?