休館日 |
不定休 |
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料金 (大人) |
500円 |
所要時間*1 |
20分~40分程度(目安) |
写真撮影 |
可能 |
予約方法 |
不要 |
公式ページ | |
地図 |
最寄り駅: JR 角館駅 |
その名の通り、秋田県角館の武家屋敷通りにある武家屋敷です。
現存する武家屋敷の中では最も格式が高いと言われているのだとか。
藩政時代は財政管理を務めていたお侍さんが住んでいて、今も直系子孫が住んでいるとのこと。
公開されているのは古くから残っている部分だそうです。
入館すると上記のことを含めてスタッフの方が説明してくれます。
一通り案内が終わると自由に見学ができます。
客間の畳は珍しい置き方になっています。何か意味があってのことと聞いたような気はするのですが…
欄間には亀の透かし彫りが施されていて、居間の照明の光で壁に影絵が現れます。
昔はちゃぶ台などに置かれたロウソクの光だったので、天井に影絵が映っていたそうです。
透かし彫りがされている板の木目を水の波紋に見立てているとのこと。
玄関は二つあって幅の広いほうは御殿様等格式の高い人用の出入口。
入場口になっているほうは通常の玄関になっています。
香川の芝居小屋でもありましたが、出入口を分けていたとか面倒な時代もあったですね。
…今でもVIP専用口とかあるか。
外から見ると右が通常の玄関で左が格式高い人の玄関です。
今は囲炉裏があって数年前まで実際に火を入れていたとか。
正面のふすまの奥は、子孫の方が暮らす生活空間になっているそうです。
自宅の一部を一般公開って考えると中々すごい…。
居間などのある建物から一度出て、離れのほうに行くと当時蔵もあったという作業場があります。
当時の生活用具の他、石黒家が所蔵する資料が展示されています。
中には石黒家の略系図があって、何代目は何をしたと書いてあったのですが
近年の方まで書かれていて歴史ある家計だと大変だな、と思いました。
教科書で習った覚え”は”ある解体新書の復刻版。初版も保管されているとのこと。
何故解体新書が?と思ったら挿絵を描いたのが角館出身の武士が原書から模写したそうで。
武家屋敷だしそれらしいものでも見られるかなとは思っていましたが、
日本刀が展示されていました。刀身が綺麗…。
槍の先っぽもありました。創作作品では見た覚えがありますが、実際にもこんな穂先があるんですね。
思っていたより小さいけどこれで攻撃したり出来たのか…。
刀の鍔がいくつか展示されていました。
似たり寄ったりのデザインだけかと思っていたんですが、結構幅がありますね。
上段の右から二番目がオシャレな感じで好きです。
*1:私が実際に見学した時間と映像などを見ることを考慮した時間で記載しています